Block House

exhibition

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宮本 万智 個展 『花と骨』

2019年10月04日 > 2019年10月20日
exhibition
10月5日より渋谷 BLOCK HOUSEにて、
宮本万智 個展「花と骨」を開催します。

宮本はこれまで、ウェディングドレスを介して女性性と母性、生命のありようを人体、植物を融合、拡張させた形態へと変換してきました。

本展では墓地に花を飾った最古の遺跡。ナトゥーフの墓の遺骨と、ドレスに内包される「祈り」への思考をインスタレーション、平面作品を通して展開します。

【ステートメント】
ウェディングドレスから人は何をイメージするだろう。幸福、新たな始まり、愛、憧れだろうか。
刻一刻と変化する環境、理不尽な圧力から逃げられない私たちは生きるために適応し、変成していく。

ドレス(定型)に押し込められたからだの行き先はどこか。
何着ものドレスを解体し、枝や根を伸ばすように繋き合わせることは、人の内側にあるものが時間を経て、外殻を突き破らんと成長してきた軌跡を辿る行為だった。

命のかたちを意識し始めたのは葬儀で祖父の遺骨を見たとき。
その骨には受け取るべき何かがあると直感した。
約1万2000年前の遺跡、ナトゥーフの墓地は死者へ祈り、花を手向ける営みの痕跡を示している。
死者への祈りと生への希求。
残された骨と化石の花、種皮のように人を覆うドレスは私のなかで、力の根源「祈り」という共通のイメージで繋がった。

[展示概要]
展示会期
2019年10月5日~10月20日
開廊時間
・18:00-21:00 [月曜日から木曜日]
・13:00-19:00[金曜日から日曜日]※最終日は18時まで
会場
BLOCK HOUSE 4.5F
作家HP
http://machi-miyamoto.com/
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